裁判員の大変そうなところ(裁判2日目)


初めて裁判員が質問したのは、被害者の長男というか、中年のおじさんが、証言で述べた被害者の性格が、検察官の調書と違っていた点。
「調書には、母はきつい性格だとおっしゃったと書いてありますが。」
「流れのなかだったので、覚えていません。」
「調書へサインしてありますが、このくだりは読まなかったのですか?」
「覚えていません」
これは、ちょっと、困ると思う。
被害者はきつい性格で、つい口論になってしまったというのなら、わかりやすいが、そうじゃないとも、否定されないし、こうだとも肯定されない。
遺族だから、かばっているのか?なら、なんで、調書に書いてあるのか?

この辺は、小さなことだが、量刑の点では、大きくかかわってくるので、悩ましいところだと思う。

一方、同様に、調書を「覚えてません」という、被告人のほうは、どんどん心象を悪くしていると思う。
被告人質問が、長引いて明日もやるそうであるが、「殺してやるなんて、いってません」なんて、否定すると、そんなこと否定したところで、殺したことは変らないのだから、こいつは、野放しにしちゃいけない人物って思いが、裁判員の中にどんどん大きくなってしまうと思う。

刑務所をでたら、また、隣人トラブル侵すに違いないって思われちゃう。

全かもたくさんある被告人の弁護士は国選なんだろう。とても下手であると思った。

こんなやつが、例えば隣に引っ越してきたことを考えると、恐怖である。ということで、世間に出さないという意味で、無期懲役っていうのは、選んじゃいけないんだろうか?