東電の安全基準
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20130709-00000566-fnn-soci
<損害賠償訴訟で敗訴しない>
東電関係者がよく言う「事故放射能で死んだ人はいない」っていうのは、
「事故放射能による死を理由にした損害賠償訴訟で敗訴していない」
ってことである。
この前の酪農家の件も、和解であって、敗訴じゃない。
放射能事故で、評判が落ちてしまったのはもうしょうがない。
事故対応基準は、「放射能事故を原因とする損害賠償裁判に敗訴しない。」
が、基準だろう。
20年後に10万人に1人の子供が癌で死ぬのが1ミリシーベルト。
これでは、損害賠償裁判では勝訴できない事を、裁判所は、直後に公表した。
10万人の子供は、放射能事故に遭遇しなくても、20年後に8人は癌で死ぬからである。
その一人に入っただけじゃないっていうのは、損害賠償裁判で立証不可能って意味である。
金をよこせって言っているのは、遺族側なので、金が要求する側が証明すべき。
東電が、事故の影響じゃないって証明するのではないのである。
だから、東電は強気である。
メルトダウンした核燃料を地下の湧き水が洗い続けているというのは、
皆知っていて、それは地下の割れ目から入って、地下の割れ目から出て行く。
しかし、それで、損害賠償裁判を起こすには、地下の割れ目から水が入っていって
出ている事を、被害者が証明しなくてはいけない。
そんなのは、2万年間くらいは不可能なので、東電は強気なのである。
また、損害賠償を受けない為には、事故の実態を解明しない事が大切。
事故実態を解明すると、損害賠償請求をする被害者に有利な情報提供になる。
東電の側から見ると、自社に不利な情報提供。
こんな東電に対して、新潟県の泉田知事の様に再稼動を断るのは当然である。