借金が増えては困る米国と、借金を増やせなくては困る日本

アメリカの単年度の赤字限度額は、1兆ドルである。

日本円で90兆円くらい。

アメリカは、GDPで日本の3倍強、人口で3倍弱。

日本に翻訳すると、財政赤額は30兆を越えちゃいけないって感じになる。

菅が出した予算の、赤字額はその1.5倍の45兆円。

日本信用は下落し、国債の評価はポルトガル並みであるが、

アメリカは、国の信用が落ちるのは困ると、財政赤字削減に必死である。

が、日本は、日本の信用が落ちることなんかお構いなしで、「借金ができないのが困る」、「お役人様がお金が使えないのが困る」、「圧力団体に金が流れないのが困る」

日本にも一応法律の枠がある。

なので、今年度45兆円も借金できない。

だから、「予算関連法案を通せ」という。

法律の規制を破っても、規制を破ってもよいという法律を作れば、責任は問われないからである。

なんとも、デタラメな国である。