レベル7の理由


スリーマイル島は1週間、チェルノブイリは10日で冷えた。

福島は1ヶ月たってもいつ冷えるのか見通し立たず。

1万t分しか容器の空きが無い6万t分の汚染水の除去が作業再開の条件だから。

今ある構内の設備で、6万t分の汚染水を、海に放出してもよい?程度の汚染度をさげるのには、数ヶ月かかるはずである。

本当は、敷地の裏に大きな池を掘って、汚染水を一時的にそこに移して、作業を再開しなくてはいけない。

しかし、それは、明らかに法律の庇護の外の行為。

決断すると責任を問われてしまう。

放射能汚染物質を、意図的に原発の敷地内から出したんであるから。

間違いなく法律は守ってくれない。

法律が守ってくれないことは、役人は絶対にしない。

菅も、もちろん、やらない。

不動産売買の帳簿記載が半年遅れたといって、首相候補を退陣させるくらい馬鹿な主権者が、放射能汚染水を敷地外に出したことに黙っているはずも無い。

なので、何ヶ月かかろうと、国際的信用を失墜させようと、そんなことよりも、自分が責任を問われるのは困るのである。

なので、どんなに時間がかかっても、汚染水処理をちょびちょびやって、その間、外部から水をかけて、原子炉を冷やすのであります。

天様の面子と立てるには、メキシコ湾の油田処理の3倍の時間をかけるのがよろしいようだ。

メキシコ湾が3ヶ月かかったのだから、福島は9ヶ月かけるのがよろしいことになる。