「大本営発表」は「記者クラブ」として生き残っていた
民主主義国家で、毎日大本営発表を、ニュースだといって放送している国は、北朝鮮だけのように、日本以外で、「記者クラブ」のある、先進国は無かった。
先進国には、メディアがあるから。
日本には、メディアの皮をかぶった「記者クラブ」という、大本営発表が、去年まで生き続けていた。
記者クラブを廃止したのは、小沢さんである。
いや、完全には死んでいない。というか、注意を受けた程度のことである。立派に生きている。
記者クラブを運営していたメディアの幹部は、誰一人失職していない。
だから、彼らは、大本営発表の廃止を目論む小沢を殺さないといけない。
記者クラブを利用していた権力の方もそうである。
ぬきうちでやる東京地検の強制捜査が、なぜテレビ中継されるのか?
人類初のトンネル探検に進んでくる映像と同じで、その探検者より先に、カメラマンが入っていないと、取れない映像であるって言えば、わかりやすいであろうか。
東京地検が記者クラブにリークするから、あの映像が取れるのである。
特ダネを提供する見返りは求められる。
検察の発表とおりの報道である。
(しかし、さすがに司法畑、ちょっとだけ自浄作用があったようだ。
小沢さんの殺害(起訴)は、諦めた。しかし、検察以外の権力はあきらめてはいない。検察審議会は起訴した。)
発表をそのまま流すことは、馬鹿でできることなので、馬鹿にぴったりっていう仕事って言う理由もあるが、強引な筋立てが、明らかに矛盾していることに気づいてしまうときもあるが、それを、いうと、「お前のところにはニュースを流さない」って、脅される。
(7:50あたりです)http://www.youtube.com/watch?v=m490Tw8Wvuw&feature=related
脅しに屈するものだけが生き残れる。
ハンガリーで、報道の自由を規制する「報道法」が成立したのに抗議して、あるキャスターは、ニュースの最初の1分間を沈黙したという。昨日のことらしい。
すぐに解雇されたが、こんな報道は、日本には皆無である。
今も、まったく同じである。