予算関連法案は違憲

「予算は衆議院の議決が優先するが、予算関連法案は、法律なので参議院の可決も必要で、ねじれ国会は前途多難」

っていうのが、当たり前の様に言われているが、おかしいでしょ。

司法、行政、立法の三権分立って、知ってますか?

政治をするのは、行政(内閣)ですが、内閣が好き勝手しないように、法律の規制をかけるのが、国会でしょ。

いいかえると、内閣は、法律の範囲内で行政しなきゃいけないんです。

予算は行政の大本ですよね。

法律の範囲内で行う行政に必要な費用が、予算ですよね。

でもですね、「予算は予算関連法案が通らないと執行できない」って、平気でいいますよね。

ということは、その予算って、法律の規制をはみ出ているってことですよ。

はみ出でいてもやりたいから、後付で法律をつけるというのが、予算関連法案です。

おかしいでしょ。

今まで国会が作った法律は何も予算を規制できないってことですから。

今まで国会が作った法律からはみ出る行政をやりたいから、それがやれるように法律つくってくれっていうのは、行政を規制するという意味での法律の意味が無いですよね。

王様が好き勝手に思いついたことをしたいけど、法治国家の体裁を整えるために、王様が思いついたことをすべて議会で承認して、それから行いましょうってことですよ。

議会は王様の思い付きを承認するだけですよ。

そしたら議会は、全くの形骸化ですよね。

自民党時代はそうだったからとか、戦後60年以上、これでやってきたからというのは、みんなが変だと思わない理由ではあっても、このことが、民主主義に反していないって理由にはなりませんよ。