権力の前には正義は無力:一人0.2票は憲法違反判決


3年ごとに半分が改正される参議院では、最小選挙区の県で、最低2名の定員は必要で、

かといって、過疎県に合わせて、都市部の選挙区の定員を5倍にすれば、議員定数削減に逆行すると、できない

(本当は、都市部の定員を増やすと、自民党時代の野党議員を多く誕生させることになるので、自民党にとって自殺行為だから、

というか、自民党議員を飼っているお役人様の自殺行為(自民党議員で過半数を保てなくなる=お役人様の作った法律と予算が通らなくなる)だから、やらなかったのだろうが、)

判決は、県を最低の選挙区とする制度を、元から見直せといっているが。

やるべきことは簡単である。

全国区一本にすりゃいいのだ。

このネット社会、携帯社会で、国民にとって何の不都合も無い。選挙カーなんていう、日本以外には無いお笑いの代物も、なくなる。

国政を、県単位の支持基盤のために左右するから、

そういう選挙システムだから、日本は没落した。

国政だから、国全体を考えるべきなのだが、それは単なる名目に過ぎず、実質は、議員の支持基盤を利する政策が実行される。

そして、この議員の支持基盤(固定票を投じる選挙民)への利益誘導構造に、お役人は乗っかって、膨大な既得権益の城を築いている。

支持基盤への利益誘導を名目にして、自分の省に予算を分捕るのが目的である。そのためには、国民に、いっぱいいっぱいに借金をさせるのが、有能な役人。

自身や自身の上司が定年するまで、お金が続けばいいのである。

そういう輩が次々と出世して、今の膨大な既得権益構造を作り上げている。

権力の前には、理論も正義も無力である。

だから、全国区一本には絶対にならず、違憲判決が続いていくことになる。