考察:大衆政治(2)

棄権するのは100%大衆である。
昔、森総理が「選挙なんか行かないで、家で寝ていてほしい」という失言を口にしてしまったことがあるが、そんな事を言ってしまっては、「政治不信」「誰に投票しても同じ」「投票すべき人がいない」等の、せっかく苦労して作り上げた洗脳が、解けてしまうので、真実なんだけど口にしてはいけない。

割合で見ると、棄権が3割前後だろうか。
固定票が4割前後、大衆の浮動票が3割前後、そして、賢者の浮動票が0.5前後ってところだろう。

選挙での割合は変わらない。賢者が微増しているくらいか。

で、大衆というのは、棄権+浮動票の多くなので、6割前後が大衆ということになる。

選挙では過半数であるが、支配者様の洗脳が行き届いているので、半分は棄権してくれる。

支配者様は大助かりである。

また、投票所にいってしまう「悪い子」たちも、マスゴミをちょっといじれば、すぐに、思い通りに行動してくれる。

「改革を止めるな」なんていうのもそうであるし、「政権交代」も、そうである。

政権交代は、低迷が続いてあがりの伸び悩んでいる日本で、いつまでもずぶずぶにお金を使っている支配者B様の力を、少し殺いで、その分を自分に回すとか、日本の寿命をのばそうとかいう支配者A様のご意向によるものである)

話を戻すと、大衆は過半数なので、洗脳を解かれれば、大きな力を持つように思えるが、それは、選挙に限ったことである。

日本では選挙は議員さんだけにしか、行われていないので、たいした力じゃないのである。

公務員はなぜが選挙じゃないのである。しかし、日本の大衆は洗脳が行き届いているので、ちっとも疑問に思わない。

この辺が支配者様B様である。

警察署長、教育委員は選挙でいいし、中央官庁の幹部職は大臣の氏名でいい。

中央官庁の管理職は、解雇したとたんにいくつもの求人が繰るような人材がすべき職務なのである。

しかるに、一代限りとはいえ身分制。

役所以外では絶滅した、終身雇用制度である。

一代限りとはいうが、終身面倒をみてくれるということで、日本のサラリーマンは死ぬまで会社に尽くすのである。

法律で守られた公務員は、身分制度で優遇されているといっていいのだが、大衆はちっとも疑問に思わない。

この辺が、支配者様B様の洗脳の成果であるが。

支配者様B様は身分制度で日本の日本人支配の2/3を支配しているのである。200兆の特別予算である。選挙は残り1/3に多少意見が言える程度である。90兆の国家予算である。

自民党の時代は、ここすらも100%支配者様B様のご意向通りに、支配されていた。

大衆政治といっても、全体の1/3に口が出せる程度の小さなことなのである。