ゲゲゲの女房(のんびりが幸せ)


一見難しげなテーマに取りくんでいる作品なんだけど、演出とか脚本とか、上手にやって、受けている。

幸せは、必死になって努力した先にだけあるものではない。現状を受け入れる度胸があれば、ま、天才の人は、努力しなくても受け入れられるのだけど、人は「鈍感」って表現するけど、今を受け入れることが幸せのコツなのである。

それを、「のんびり屋さん」と表現する。

のんびり屋さんでも、感動はする。
のんびり屋さんでも、人には感謝される。
のんびり屋さんでも、必要と思ってくれる人がいる。

とても上手な表現である。

ま、感動している人の何割かは、のんびり屋さんじゃなくって、怠け者なんでしょうが、ま、それはそれで仕方ない。大衆ものは、そういったことが無いとヒットなんてしない。

というか、そういってことも、織り込んであるのが名作であろう。