説明責任という手法のリンチ
闇金は、別であるが、普通にお金を借りると、それを返す「責任」が生じる。
返してもらえない場合、国に訴えると、相手の家屋敷をうっぱらってでも、取り立ててくれる。
しかし、これを国に頼まないで、貸した側が勝手にやると、不法行為である。下手すると刑務所にも入る。
法律でいう責任というのは、こういった厳格なものである。
法律じゃなくても、責任を取るというのは、辞めるとか、賠償するとか、かなりなリスクがあるので、相手に勝手に責任を作られては、それこそやってられない。
例えば、梅津かずおさん。周りの人から、家が気に入らないと、「あなたには町並みの景観を守る責任がある」といって、工事を止めろを圧力をかけられたが、裁判では勝訴。そんな責任はないからである。
騒音おばさんから「出て行け」と連呼されたからといって、家を引っ越さなくてはいけない責任は生じない。
民主党の幹事長に課せられた、説明責任というのは、何だろう?小沢さんは何回も何回も記者会見を開いているが、ちっともその様子は報道されない。
なぜかというと、マスコミに先導された視聴者様が納得することを言わないからである。
違法なことはしていない。というのだから、謝罪しないのは当然であるが、謝罪しない会見なんてニュース価値がないから放送しない。記事にもしない。
なので、いつまでたっても謝罪しないってことになり、謝罪しないことがイコール説明責任を果たさないとなり、責任を取って辞めろというのが、マスコミとそれに踊らされている視聴者様というか、主権者様。
これこそ現代の魔女裁判。
なんとなく謝罪すべきってことになると、謝罪しない限りは「説明責任を果たさない」ことになり、責任を取って辞任すべきだ。謝った場合も、責任を取って辞任すべきだ。
公然とリンチが行われている。