裁判員裁判第2例初日


前回訂正
やっぱり、まっとうじゃない。

借金の金額はたった360万。
会社倒産してこの程度って言うのは、なんなんだろうって思う。解体業だというが、元手は少なくてすみそうだが。

中学の同級生3人。倒産で、まず、税理士の同級生が相談に乗るとともに50万貸す。税理士から話を聞いた被害者も100万貸す。その後、暴力団系のサラ金から、月2割で借金してしまっていて、それを相談された被害者は、210万肩代わりして、サラ金分は無し。税理士の分もまとめて、360万を、加害者の申し出で月1割ということで。

しかし、月1割ということは、年120%である。

いやいや、それよりも、360万で利息が月1割だから、利息だけで月36万。
月に40万返済して、借金は4万円安くなる。
利息を36万で固定すると90ヶ月、ということは、45ヶ月で完済である。

3年と9ヶ月間、毎月40万返して完済である。

わかっているんだろうか。返済額合計は1800万である。

で、被告人は最初の半年、仕事もしないで(希望する職業がなかったのであろうが)、借金も返さないので、被害者の知り合いの社長の所で住み込みで働かせる。

手取り13万ちょっとから、10万ちょっと1年とちょっと返すが、

被告人が、この社長から「借金は1000万」と聞いて「一生飼い殺しにされるのか」と思い、「殺すしかない」ってことで、犯行。

1000万は冗談だというが、冗談ではない。月1割なら360万の借金でも、月40万返しても返済総額は1800万である。返済額が36万以下なら、借金は毎月増えていく。永遠に減らない。というか、永久に増え続ける。

被告人は中学では不良グループだったというので、利息計算はできてないと思う。360万と後1割くらいに、思ってたんじゃないだろうか。
「1年ちょっと返済」して、「後1年と少し」って思っていたのに1000万といわれ逆上したというので。

ちなみに、被害者は部活していたから不良じゃないというが、刺青しているし、暴力団系のサラ金に一人で210万を返しに行っている。

「事実は小説より奇なり」というが、そのとおりだし、やっぱりこういった犯罪を起こすのは、まともなやつじゃない。

量刑で悩むなんて、馬鹿らしいと思う。
こんな、馬鹿のために、いったいいくら税金を使うのかと思う。もっと、かわいそうな人のためにお金を使うべきである。

裁判官3人と検察官2人と弁護士と裁判所の職員。
1件1000万は下らないはずである。