裁判員裁判3日目:ご婦人の神様


デパートのお中元の売れ残りセール、去年比連続して2桁の落ち込みが続くデパートは、お中元で回復するしかないって、希望的観測でたくさん仕込んだんだろう、たくさん余っていて、それを半値で放出。安くても、安物はお嫌いらしい。高級品を安くというのが、お好みで「お値段はどうなんですか?」って質問に「値段はちょっとわからないんですけど」って、次々と買い物籠に。
そんなご婦人が、法廷の神様になると、娘の遺品で人を殺すなんて、「絶対ニ、アリエナイコト」になるらしく、質問されていた。以下産経新聞のhpから
裁判員2番「今お聞きした質問と重なってしまうかもしれませんが…。<こういう前置きは必ずおしゃべりになる>凶器は娘さんの遺品だったのですが、それを大事にしていなかったのかな、と」
 藤井被告「いや、あのナイフは海に潜ってアワビなんかを取ってくるやつで…」
 《藤井被告が裁判員の質問の意図と違う回答を始めたため、秋葉裁判長が助け船を出す》
 裁判長「いや、今の質問は、遺品なのになぜぞんざいに扱ったのかということです」
 裁判員2番「遺品なのに、使ってしまうのかなあ、と」
藤井被告「海で使ってたもので、タンスにしまうほどの価値のあるものではないと思ってました」
 「娘さんの遺品なのに道具箱に入れとくんですか?」
裁判長「そうではなく、そういう(遺品という)大事なものを、脅しとして使って気が引かなかったのですか?」
 藤井被告「そこまで気が回りませんでした」

被告人の弁護士も、この質問に、法曹関係者では思いつかない質問だと感心しました。って、自分の弁護すべき人が、心証悪くしているのに、関心なんかしてるなよって、思うが、国選なので、単価の低い弁護士なのか、単価が高くても、この案件はボランティアくらいの仕事なので、身が入らないのか。
ま、逆に、人殺した人を助けるのに情熱注がれても、いい迷惑だとは思うが。

ま、とにかく、これからは、例の大河ドラマみたいに、法廷にもご婦人の共感を得るための弁論がより多く展開されていくんだろうか。
そうか、だから、残忍な犯行ということで、遺体の5箇所の傷口の生の写真を見せるなんていうのは、かえってご婦人裁判官に悪感情を生じさせて、検察の不利になるから、シュミレーション画像にしたんだ。
これは、問題だ。
殺人は、アニメの殺人画像とは違うし、映画の殺人シーンとも違う、その何百倍も残忍なことなのに、それを正視できない人が裁判するなんて・・・