マニュフェスト用語解説2:責任


責任ある政策というのは、「行政を実際におやりになる役人の皆様のご了解の得られた政策」ということである。もっというと、「お役人様自らお作りになった政策」
つづめると、「役人の作った政策」である。

いくら案を作っても、実施するのは現場のお役人なので、お役人に、話の通っていない政策なんで、実施されるかどうかわからないというのじゃ、自民党

逆らうなら、政務次官を首にしてもやらせるというのが、民主党

このことをもって、自民党は無責任と非難する。

例えば、この「責任ある政策」だが、役所は成果主義じゃない、減点主義である。営利団体じゃないからというのが、理由らしいが。

だから、「責任ある政策」というのは、「失敗しても役所が責任追及されない政策」ということである。

例えば二酸化炭素の削減、へたれた数値で、国際社会の失笑を買った目標値でさえ、ノルマを主権者様に課している。
あの、フワフワして、え、重さなんかあるのっていう、空気みたいな二酸化炭素を、国民一人当たり、1日1kgも減らせという。それじゃないと達成できないという。

西洋人が考えるとこれは、政治の放棄である。政治の放棄は地方自治でこそやってほしいものだが、おいしい利権の塊なので決して手放さない。というのに、こんな日本全体のことは、放棄である。
しかし、こうすることによって、役人の責任追及は免れる。マスコミは忠犬ハチ公だし、国民が1日1kgやらなかったのでたっせいできませんでしたと、シャーシャーと報道するので、責任追及の声は起きない。

これが、責任ある政策というものである