不況が生んだガンダム


BSでやっているガンダム特集をみたら、富野由悠季さんのことを語っていて、本人はうるさいので、呼ばないでおいて、本人が過去に語った映像をまとめて、重要なところをピックアップしてまとめて、それを、富野由悠季さんの周りにいる、より穏やかな人が語るという構成で。
で、アニメの仕事は、彼は屈辱だったらしい。
就職の年、5大映画会社が、不況で採用ゼロだっため、泣く泣く虫プロに入ったらしい。映画への情熱は、強烈にあったので、しょうがない、虫プロだったらしい。
あの、性格からいうと、映画会社に入っていたら、すぐに衝突して首になっていたかもしれない。
イヤイヤ入った虫プロで、漫画の神様の手塚は、人格的にも神様で、生意気な彼を、温かく見守ったし、アニメなので、若いうちに作品を作れるようになった。
アニメといえど、普通はヒットした漫画の原作がないと、政策のお金を出すスポンサーは付かない。
もしくは、大監督がメガホン取るとか。
しかし、アニメでは、アニメに出る「ロボットのおもちゃを売る」ということでも、スポンサーはお金を出す。
ということは、そのロボットが活躍さえしていれば、後は自由に話を作っていいってこと。
偶然ではあるが、若い富野由悠季さんにとっては、とてもラッキーだったし、日本にとってもとてもラッキーだったんだと、感動した。
彼は、それまでのロボットアニメのタブーを全部破ってやろうと創作して行ったらしい。「正義感に燃えないヒーロー」「本当に悪いの?っていう悪役(ちなみに、これは、ウルトラマンでも出ちゃって金城さんは悩んだらしい、で、ウルトラセブンが、絶対的な悪ということで、地球侵略に来る異性人を悪役とした)」「アクションシーンで傷つく一般人(ゴジラでこれが出て話題となったのは末期)」