見えてきた自民党の戦略


次の(2010年の参議院選挙とその後の衆議院解散総選挙)選挙での、勝利を目指した。

景気悪化はこれからが本番。
景気悪化の初期段階で、対策はしないで、これ先のばら撒きでちょっと回復したかに見せて、小手先のだましが、ばれるころに、政権を民主にとらせ、本格的景気悪化が来るときに、民主に政権をやらせ、責任追及して、返り咲こう。「自民党景気対策は、効果があったが、民主党の対策は逆効果ばかり!」っていうつもり。

しがらみがあってできない、官僚への切込みを民主党にやらせ、民主党が、反撃なってズタボロになってころに、責任取らせて、成果だけをいただこう。「官僚という空母に特攻するのは民主党、炎上した空母を捕獲に行くのが自民の駆逐艦

その頃には、経済が底状態なので、底の後は上向くしかないので、その時期を見極めて出て行こう。「景気悪化を民主党のせいにしよう」

あんなに歓迎されたオバマも、そろそろ人気に陰りが見えてくる。日本の民主党も二の舞であろう。「アメリカでも民主党批判がさかんになっているだろうから、それにのっかる」

借金だけはずばずばと増やしておいたから、これから長期金利は上昇し、法人税は見込みを下回るというか、見込みそのものがイカサマだけど、責任を民主党に取らせる。「民主党が健全化した財政を自民が引き継ぐ」

小泉のやった「痛みを伴う改革後期高齢者医療とか医療費穂削減とか)」で、批判を受けたのが福田内閣のように。