省エネ後進国日本(失われた10年)


京都議定書のころは確かに先進国だったが、1997年というのは聖子ちゃんが神田正樹と結婚した年、携帯の着信音が、ようやくメロディになって、「自分で作曲できます」なんて、自分で音を入力していたころ、三船敏郎さんがまだご存命の頃、たまごっちがはやった年である。
その頃で一休みしちゃっている。10年前の先進技術は、10年後の今は、クソ遅れた技術。ウィンドーズ98じゃあ、動画なんかはまともに動かない。
その京都議定書に、アメリカが参加しないもんだから、一の子分の日本も歩調を合わせなきゃっていうんで、太陽電池への補助金を止めにしたらしい。
おかげで太陽電池の技術は世界第6位、今では中国にさえ抜かれている。
削減目標のいかさま15%は、世界基準では8%。これを達成するには、血のにじむような努力が必要らしい。
法律規制なしで、根性でやろうっていうんだから。
排ガス規制みたいに、普通は法律で規制する。それが、構造改革では規制緩和という大前提に逆行するとみられるらしい。

ちなみにイギリスなんかは、すでに40%削減を達成している。
日本が遅れた理由は小泉がブッシュの忠犬となって推進した構造改革郵貯の500兆市場の献上の他、既存産業の保護。
もうだめになってしまっている産業を保護したって、死期が延びるだけ。豊田織機が、織物にこだわっていたらトヨタ自動車の繁栄はなかったというのに。
既存産業の保護は新しい産業の芽をつぶす。
小泉と竹中はつぶしまくったようだ。