よくわからない「この子を助けて1億円募金」


心臓病の子供への移植手術。
日本じゃできないから、アメリカでするのに1億円くらいかかるという。
ネットとかテレビとかで呼びかけると、すぐに1億円集まるという。
誰かの日記で、がけっぷち犬引取りの話で、がけっぷち犬本人への引き取り依頼は、殺到したのだが、抽選になったそうだが、抽選に外れた人に、「ちょうど同じ犬が保護されてますがどうですか?」といったところ、がけっぷち犬じゃないと、意味が無いので要らないと全員が断ったそうだが、その人たちを、その日記書いていた人は、嘆いていたが、
同じだろうに。

アメリカは、子供の臓器移植が許されているが、献体は常に不足していて、必要な患者数万に対して、献体は数千。半分以上の人が、順番待ちしているうちに、死んじゃう。

移植手術自体は、1億円もかからない。アメリカじゃ保険医療だという。じゃあ、なんで1億円かというと、列に割り込むからだ。
心臓移植で助かるのは、手術成功率100%でも、献体数が上限。それを超える患者は、死。何とかちゃんの代わりに死ぬ順番待ちの子が必ずいるので、1億円かかる。
自分の子なら他人を押しのけてでも助けるのは判るけどね。

保健所で、がけっぷち犬の様に有名にならなかった犬は、毎日殺されているのと同じ。
テレビに出ない子供は助けない。
テレビに出たら出すける。

当然だという多くの人の心がわからない。