動機なんてわかりっこない(カレー事件)


大体あんたら、人殺したことあるのか。
せいぜい、殺そうと思ったことくらいだろう。殺そうと思うのと、実際に殺すのとでは、天地の差がある。殺そうと思ったことがあるといって、殺しの実行に及ぶ犯人の気持ちが理解できるなんて、バカも休み休み言えってことである。
理解できたと思うほうが、間違っている。

推理劇では、動機は重要な要素であるが、それは、それが劇だから、映画だから、推理小説だから、
そこでは、実際に殺人は無い。殺人の振りと感動があるだけ。本物の殺人なんか見せたら、引いちゃう。受ければいいんだよ。
それと、本物の殺人を扱う裁判と一緒にしては、みそもくそも一緒にすることである。

そりゃ、受け狙いのニュースでは、ニュース価値では、それは、受けそのものだから、重要なニュースにはなるよ。それだけの話。

大体作り物は、本物を勘違いしたものがとても評価される。スラムダンク巨人の星、タッチ、月下の棋士、どれもその道の専門家が見れば、口をあんぐりしてしまうようなことだらけ。でも、一般人は、それがバスケットボールだと思うし、プロ野球だと思う。賞ももらえる。
それはそれでいい。フィクションの世界だから、文化の世界だから。

リアルは違う。
殺人犯の、それも、愉快犯、無差別殺人、連続殺人なんてする犯人の気持ちなんて、わかったら、それは、刑務所に入るべき人間てこと。
判るのは、法廷で罪を認めて早く死刑にしてほしいっていう犯人までだろう。
こんな、殺人に関してプロ並みの犯人の動機なんてわかりっこないってなんでわからないのか。

あ、ニュースだからか。