デタラメやり放題官僚制度

この前の戦争のめちゃくちゃ振りを書いた本を読んだ。
腹が立ってきて、同時に死んだ勇敢なご先祖様がかわいそうでなかなか読み続けられない。

太平洋戦争は、勝てる戦争をデタラメな官僚の指揮で負けた。
18歳のテストの成績でどんなデタラメをやっても地位が保証されるという官僚制度。
関が原で、何やってんだかわからずに負けた(先頭の吉川が何に原を立てたのか、頑として出陣せずにそのまま敗北。頭にくれば結果的に戦争に負けようとどうしようとお構いなし)毛利の子孫の長州藩
西南戦争で、薩摩と土肥を押し出して作った仕官制度。
卒業時の席次で一生そのまま。何やっても責任取らないでいい。

麻生が、第2次世界大戦は真珠湾攻撃で始まったなんて言って、ラジオによると元県知事の田中さんが注意しても直さないらしいが、日本は三国同盟を結んで参戦したのに、何故ハワイ?何故アメリカ?

アメリカは真珠湾攻撃するまで三国同盟の敵ではない。
石油もハワイなんかにはない。ラバウルにも、オーストラリアにもない、ビルマの先のインド洋にある。

ドイツもイタリアも日本がインド洋に来てくれて、英仏を挟み撃ちにしてくれると思っていた。

真珠湾攻撃は、海軍の幹部の山本、永野、米内、井上がヒットラーが大嫌いだったため、ヒットラーに協力したくなく、インド洋に進撃しないで済む口実を作るためにやった作戦らしい。

パッと聞くと驚いてしまうが、冷静に考えれば、アメリカと戦う必要は全くないし、フィリピンとかラバウルとか島なんかほっといて、陸地をインドに向かって進んでいれば、快進撃は続いていたし、英仏の植民地支配開放という名分も成り立つ。

なのに、何でアメリカなんだろう?
何で島なんだろう?

ミッドウエイの海鮮も、大航海の末敗北したバルチック艦隊よろしく、アメリカの近くまで出向かなきゃいけなかったのか?硫黄島当たりで待ち構えて居りゃいいじゃないか。台湾フィリピンで待ってりゃいいじゃないか。山本がミッドウエイにいったのは、出張手当がつく為と言う理由だともいう。

若年の学力試験によって得た地位で、全く責任取らないで一生好き勝手できるという制度は、東京裁判をすり抜け、今も力強く生きている。