大臣になれない不満は金権政治
「どんなバカでも、闇の王に忠誠を尽くせば、大臣にしてやる」というのが、金権政治。
田中が始めて、竹下が完成させた。
これより前は、大臣が有能な人物がなるもの。
大臣の器の有無はお互い理解しあっていた。
当選回数の多さは、何の意味もなかった。
しかし、竹下の金権政治時代、皆、竹下に忠誠を誓うようになると、全員忠誠心百点。
じゃあ、どこで、区別するかで、竹下が使った基準が当選回数。(若いが当選回数の多い海部首相の誕生)
「党に忠誠を尽くして当選を重ねたら、首相は無理でも、大臣にはなれる」
これこそが、金権政治そのもの。
金権政治では、有能なのもが全て、派閥の権力の保持拡大の為に使われる。(今、官僚が真似しているが)
選挙民への利益誘導は、当選する為の手段に過ぎない。