悪魔の歌の犠牲者たち
「何の為に生まれて 何をして生きるのか」
答えられないなんて そんなのは嫌だ!
この前提として、
「何の為に生まれて 何をして生きるのか」が、子供でも簡単にわかる
っていうのがある。
実際は当然わからないので、でも、それは変だと刷り込まれているので、
「居場所がない」とか「生きてる意味が無い」とか
無用な事で真剣に悩む。
例えば、素粒子論とか、量子力学とか、社会と比べればとっても単純な事さえ理解できないのに、その何兆倍も複雑な社会の事なんて、理解できないのは当然なのだが。
理解できなくて当然ってことは、多くの人は理解しない。
多くの人は、考えなくても理解できる単純な世界で一生を終えているから、それ以外の世界を拒絶するから。
但し、特殊な社会では、これは明快。
特殊というのは戦争をする社会。
戦争をする社会では、「兵になって戦うこと」が人民の目的。
明快なのである。
意識を持った時から、社会がそうだと、それが普通だと思い込んでしまう。
やなせくんも、そう。
そして、戦争が終わってしまうと、自分の存在意義は、「兵になって戦う事」じゃないとしたら、じゃあ、なんなんだ。
って、悩んでしまう。
静かに悩んでいる分には、害は無いのだが、
国民的歌というほどに、流布してしまっては、その罪は重い。
私が子供の頃は、
「人様に迷惑かけないように生きなさい」
という、正しいことが、まだ放送されていたが、もう死滅してしまった。
アンパンマンの歌も、ほかのアニメの様に、3ヶ月で変えるべきなのであるが、天様の日本愚民化計画にとっても役立つという理由からだろう、変わらずに流れている。