天様のために談合を壊す東京地検
新幹線の工事で談合が有ったと、東京地検が騒ぎ出した。
談合は必要なのである。
というのは、発注者は、専門家ではないので、完璧な仕様書はかけないからである。
競争入札が善というのは、完璧な仕様書を前提にしている。
しかし、実際は不完全な仕様書しか作れない。
だから、場合によっては、専門家である業者に仕様書を作らせて完璧をめざす。
それは、よくないというので、「なんかあったときはなんとかしてね」
という仕様が、談合を行う場合には、文字には書かれていないが、仕様としてあるのである。
発注者が作成した不完全な仕様書には、本来あるべき仕様が抜けているのだから、
仕様書通りで、もっとも安い見積もりでは、工事は完成しない。
そして、追加発注である。
結局談合よりも高くなるし、納期も遅くなる。
しかも、不完全な仕様書で落札するのは天様の企業。
天様の企業には、「なんかあったときはなんとかしてね」は通じない。
むしろ、「なんかあったとき」は追加受注で莫大な利益を得るチャンスなのである。
工事は滞り、工事費用はどんどんふえても、そんなことは、天様の企業は関係ない。
自分達の利益が増えるプロセスでしかない。
そんな、天様の企業のために、犬となって働く東京地検。