八重の桜33:征韓論???
何故征韓論なのか全く解らない。
日本の王様が、公方様(将軍)から天皇になったので、挑戦へのお手紙は、勅。
しかし、事大主義の韓国は、お手紙の受け取りを拒否。
中国の威を借る狐は、中国皇帝のみが、帝であり、そのお言葉が勅。
韓国の弟分(韓国から見て)の日本が帝とか勅とか使うのは言語道断という訳。
ロシア帝国も迫っているので、このままじゃ危ないからと、「じゃあ直接韓国は行こう」って韓国に行った使者が、江藤新平。
板垣といっしょに怒っていた人が江藤。
韓国は会いもしないどころか、首都に入るのも拒絶。
あまりな仕打ちに、怒り心頭の江藤は、帰国後、征韓論を唱えて遊説して人気者になる。
これが、岩倉たちが旅行している時で、留守番内閣を預かった西郷内閣の時。
西郷が、「おいが韓国に行きもす」と言った所に、岩倉たちが帰ってきた。
ま、帰ってくるまで三条さんが、天皇への上奏を留めていたのであるが。
内閣が決定しても、天皇の裁可が必要。
上奏さえあれば、天皇は裁可されるのであるが。
上奏を留められてはどうしようもない。
岩倉大久保木戸なんかは、権力の扱い方が特上に上手だが、人望が無い。
困ると西郷さんに泣きつく。
その西郷が、韓国に殺されに行っては困るのである。
西郷は平和裏に話をつけに行こうとしたのである。
しかし、話がこじれて結局西南戦争で負けてしまったので、勝った方が、好きなように歴史を書き換える。