平和式典に見る保護国日本


日本は平和式典で、「不戦」を誓います。

日本が不戦を貫けば、戦争は起こらないのでしょうか?

そんなことありません。

相手が攻めてきたら、普通は戦争になります。

平和の為に必要なことは、不戦ではなく、外交です。

第一次と第二次の世界大戦の間の平和は、ビスマルクの曲芸的外交のお陰です。

万一起ってしまった戦争を早期に終結させるのも外交です。

日本が全うな国なら、真珠湾とマレー沖開戦直後に終戦しています。

終戦するのは、外交です。

平和に必要なのは外交です。

それなのに、なぜ、日本は、平和といったら不戦なんでしょう。

それは、平和一般ではなく、米国の平和だからです。

米国に戦争を仕掛けて、九分通り勝っていたのは日本だけだからです。

だから、「日本」が「不戦」ならば、「米国」は「平和」なのです。

日本が不戦を貫けば、中国や北朝鮮が攻めてきたら日本は滅びます。

でも、それは、米国にとって、関係ないことです。

ま、戦略拠点を失う事は、米国の損失なので、一緒に戦いますが、

それは、日本を守る為の戦いではなく、日本の米軍基地を守る為の戦いです。

米国の平和のために日本の不戦をいうから、日本は保護国だといわれます。

気づきましょうね。