少年法についての馬鹿な常識


http://www.tbsradio.jp/dig/sample.html

「殺された者にとって、殺したのが20歳以上か以下かというのは、関係ない」

「かけがえの無い命を奪っておいて、更生なんて甘えてる」

「年齢で刑務所には入らない(少年院は教育施設)前科さえ付かないことを知っている」

とかは、あわれな妄想だというのが、解る。

例えるなら、

「被害者も被告人も、漢字三文字で人を表し、同じ場所同じ時刻に誕生し、しかも最初は「被」であるので、同類である。」

というのと、同じくらい愚かな妄想。

違いは、過半数の人にウケルかウケナイか。

議論も、虐待とか、愛情の不足とか、ウケはするが、誤解が生じる言葉を使っている。

虐待ではない、「牛馬としての扱い」がより正しいが、牛馬を扱ったことが無いから、わからない人が多い。

愛情不足ではない、怒り憎しみの対象になる、しかも親から。

こんなの、耐えられなくて普通である。

帰ったら、風呂掃除を強制させられるのが虐待だとか、誕生日にプレゼントをもらえないから愛情不足であるとか、大衆が経験しているレベルじゃない。

殺人が、大衆が経験するレベルじゃないというのに、殺人者を自分の経験のレベルで論じているのは、滑稽である。

常識じゃ考えらないほど残虐な行為をするのは、両親から常識じゃ考えらないほど残虐な行為をされた中で育ったからなのであるらしい。

被害者感情を考えて厳罰化をいうなら、殺したものは全員死刑もしくは終身刑にしないといけない。じゃないと、いつかは出所して社会に戻ってくる。

3年5年で戻すのと、20年30年刑務所に入れてから戻すのと、出てきた前科者はどちらが安全か、といえば前者らしい。