将棋:すごい今年の新人
今年は最終戦をするまえに、多くの昇級者が決まった。
ま、最上位のAクラスは、昇級だと、自動的に名人になっちゃうので、名人戦の七番勝負を行うのであるが、羽生さんは史上3人目の全勝挑戦。
いつも混戦のBI、今回も大混戦だったにもかかわらず、8勝3敗の2名が当確。
B2も、元王位(羽生さんにやられた)の広瀬さんが、9連勝で当確。
そして、一番下のC2。
順位戦は昇級者が普通は2名、一番下のC2は50人近くの大所帯なので、3名の昇級だが、全勝すれば、4名でも5名でも昇級。
下のほうは、総当りだと50局にもなるので、くじで対戦者を決めた10局で昇級降級を決めるので、リーグ戦ぽくても、全勝者が複数名でることが、可能性としてはあるのだが、ここ10年間30名の昇級者があって、全勝者は2名のみだった。
あの、地獄の3段リーグを勝ち上がってきたものばかりなのだから、指し分け(5−5)でも大変。
2敗で昇級することは多く、9−1なら大概昇級というのが、相場。
それが、今年は昇級者が3名とも全勝。
過去10年分の全勝者数を、1年で上回った。
あの、つよい菅井君も全勝者対決に敗れて9−1で涙を飲んだ。
猛者ばかりの羽生世代から20年離れて、ようやく次の世代が芽を潰されずに、延ばしてきたのだろう。
羽生世代は取っても強く、去年一時的にタイトル保持者が過半数割れしたが、今年は3連勝した佐藤さんが後一勝すれば巻き返す。