電力会社は電線網会社


水力火力そして原子力発電所が、電力会社のメインというイメージだが、

実はそれは会社設備資産の1/4、電線網が3/4なのである。

高速道路で言えば、道路がメインで、料金所やサービスエリアは付属施設というのと同じなのである。

発電施設は誰でも作れる。

しかし、送電設備は、参入不可能。

新規参入なんかすれば、金も膨大にかかるし、そもそも不要。

電気の自由化というのは、この送電網に、フェアな条件で接続できることである。

電力会社さまは、世界一高い電気料を、代議員という下僕を使って維持している。

大口はそれじゃあ、やっていけないので、個別に契約する。

契約内容は個人情報というせいだろうか、公開されないので、電力の需給の情報は電力会社が握っている。

企業秘密とでもいうのだろうか?

国の電力事情を、私企業が持っていて、政府は知らない。

「足りない」といわれれば、電力会社様のお言葉なので、丸呑みし、節電の法律を作って取り締まる。

まあ、考えてみれば、電力会社さまは、国民の命を捧げてもお守り申し上げなければいけないので、当然の制度ではある。