江:改善案2


江の人間としての成長を書きたいのなら、佐治一成との結婚からであろう。

今の歳で、中一の年齢である。

第一回で、子役で、小谷落城(父の死)と北の庄落城(母の死)をやるのが、いいだろう。

第2回で、華やかな結婚式である。

こうすれば、信長とか、森三兄弟とか、明智光秀とか、余分な配役は要らない。

ま、どうしてもなら、4月までは、市を中心にした物語にすべきであった。

母、お市の輿入れから死までが、3月まで、残りでお江である。

母も、かなり政治にかかわっているので、それと対比する形で、江の生き方を描けばよかった。

母は、かなり勇ましい。そして、信念を貫き通しての死である。

信念は、織田家の繁栄である。

柴田勝家との結婚も、織田家の三男、四男と次々に殺して、織田家を乗っ取ろうと画策する、秀吉に対抗したものである。

柴田勝家は、古参の織田家筆頭家老である。

秀吉に殺されずにすんだ子供が若輩なので、ちゃんとまとめて行くのは、柴田勝家である。

柴田勝家なら、生き残った信長の子供が成人したときに、喜んで、当主に据えるはずである。

その夢が破れて、秀吉に乗っ取られての死であります。

前半は、お市の生き様、後半というか、4月からは江の生き方を、茶々やお初と対比して描けばよかったと思う。

上野樹理が如何にバカポくっても、小学生の役をやらせるのは、酷である(予定では3月いっぱいまで小学生である)。中一からが、ギリギリだと思う。