自然を破壊するくそ爺共


ラジオで「草を抜いてもすぐ生えてくるなんて豊かな自然を持つ文明国は日本くらいなもの」といっていたが、HNKも漸く正しいことをひとつだけ多く伝えるようになった。

「雑草」なんていっているのは、日本だけである。

モンゴルでは、日本で「雑草」といわれるものは、家畜の貴重な食料である。

一度食べるとなかなか生えてこないので、住居を移動式にして、放牧の旅に出る。

草はとっても貴重な資源である。

日本は資源が豊か過ぎるので、私が子供のことは、草という豊かな資源が、圧倒するほど存在した。

ありすぎると勘違いするのか、ま、農業というのも、豊かな植物の種類を選別するものであったので、選別で不要とされた資源は、排除していた。

それを、何の考えも無しに、「草取り」なんていって正当化している。

確かに昔は、草が人家に迫るほどに群生していた。

しかし、今はそれを、馬鹿な思いつきで、アスファルトで固めてしまい、草は住宅の敷地の隅に細々と生きているだけなのであるが、それでも排除する。

せめて、手で抜くならいい。

が、それもいやだと、除草剤である。

おかげで赤とんぼは絶滅の危機であるが、何も気にしない。

この除草剤は千何百円もしたんだからって、逆にえらそうな顔押して、撒いている。

バッタもこおろぎも小魚も死に絶えようと、まるで無頓着。

今はモーターで動く草取り機があるというのに、それも、疲れるから嫌だと、除草剤を撒く。

大変になったら、農地は若い人に貸せばいいのに、農民表を守るための補助金をもらうために、貸さないで、除草剤を撒いて自然を破壊する。

そのうちに天罰があたると思う。