「政治と金の問題」は流行語大賞


「帳簿の日付が半年ずれていただけ」の話を、あたかも、正義を正すようなニュアンスに変える。公金を、法律作らせて私する天下り官僚の、抵抗勢力を貶めるすばらしい標語である。

おかげで、「特別会計そのものが、無駄」だったはずが、「特別会計の無駄を省く」に見事にすりかえられていた。役人たちの大勝利である。

特別会計の全てには、当時の与党自民党の犬議員を使って、法律の後盾を用意してあるので、法律を基準にすると、特別会計に無駄はなくなることになる。

役人組織は、選挙結果を覆すことに成功した。

今はもう、特別会計の無駄はなくなってしまったことになっている。

予算審議なしで、国家予算の倍以上の金を、役人が勝手に使っている国なんて、日本以外、どこにも無い。

役人天国は、まだまだ安泰である。

国民にとってゲゲゲの時代はまだまだ続く。