TTPとFTA


韓国は、ほとんどの主要国とFTA(個別自由貿易協定)を結び、サムソンの大躍進を支えているが、

日本は、自民党時代、自分の農民票を守るためにFTAをほとんど締結しないで来た。おかげで、日本の貿易産業は、塗炭の苦しみであった。

で、管政権になって、その遅れを一気に挽回しようとTPP。

環太平洋と、やや限定的であるが、一気にアメリカを含めた10カ国と自由貿易協定を結んだ効果が得られる。

TTPは、太平洋を中海としたEUもどきだと思えばよい。

(太平洋は日本のお手柄(山本五十六他の太平洋戦争(太平洋をアメリカの支配下にするための戦争という意味のネーミング昔のブログ参照))で、アメリカの支配下に入った)

しかし、これには二つの問題がある。

ひとつは、これからの20年、世界最大のお客様である中国に「対抗」するための組織であるということ。

そして、落ち目のというか、沈みゆくタイタニックアメリカが提唱している組織だということ。現オバマ政権も再選が無いことが確定的になっている。そのオバマ政権の提唱だということ。

泥舟に乗ってはいけないのだが、なにしろ、日本はアメリカの植民地なので、アメリカにいわれれば、否応も無い。