やったことの無い人には理解できなくて当然(事業仕分け)

この場に出るまでに、ダンボール10箱くらいの資料を読み込んで、何回も打ち合わせをして、現地調査もして、電話帳一冊位までに、まとめて、そして、ある程度の意見を持って、最後の事業聴取が、ネット中継される「事業仕分け

こんなことを、したこともないし、これからも一生することもないだろう頭使ったことが無い多くの人には、何をやっているか、想像もできないだろう。

頭を使ったことの無い人は、会議に望むに当たって、準備することなんてない。

その場で一から説明してもらって、思い付きをしゃべって、まとめ役が、文句が出なさそうな意見を選んで、場をまとめるというのが、そういった頭を使わない人たちのイメージできる会議の限界である。

そうすれば、魔女狩り、パフォーマンス、1時間で何ができるのかとか、たわけた感想になる。

それは、仕方ない。

こういったことは、したことが無いし、これかもしないで死んでいくのだから。

エッセンスだけしゃべっていると思うべきである。

頭を使ったことの無い人が、到底できないような長い時間と密度で、すでに十分考えつくしていると思ったほうがいい。

裁判で言えば、長々続いた弁論や証人喚問が終わって、判決の前に「被告人、最後に言いたいことはありますか?」と裁判長が発言を促した後の部分だけ(=被告人の最後の一言と判決)が、ネットで放送されていると思ったほうがいい。

訳わからないだろうが、今まで、密室で行われていたことの一部が、公開されているところ、そして、旧権力者の権力が、徐々にとはいえ、削られているんだということが、理解できれば、それでいい。

山口組の全国会であれば、それは公開されることは決してないが、日本政府で、民主党が改革を進めているから、公開されているんだということが、理解できればよい。

自民党時代は、山口組の全国会と同じで、一切公開されてこなかった。