悪魔の如き大衆


ワールドカップ開催地の南アフリカでは、同性愛は悪だからと国民の大多数が思っているので、同性愛を公言する女子サッカー選手が、暴行殺人で溝に捨てられても捜査もしないらしい。世界は、同性愛は悪じゃないと教えなければといっている。

首相退陣が当然だという空気も同じものである。無知のむごさである。愚かさが悪である。
マスコミは首相退陣に持っていくほうが視聴率が上がるので、販売数が増えるので、そっちへ持っていくのが商売である。大衆の動きやすいほうに持っていく。陰で、難を免れそうになった役人は笑っている。

交渉すれば、アメリカが出て行ってくれると信じるのは、いつか神風が吹くと信じていたのと同じである。
無理とわかっていても、信念を貫くべきというのは、負けとわかったら、一億総玉砕すべしと言って、言った自分に恍惚となるのと同じである。

いつの時代も大衆は恐ろしい悪魔である。