ゲゲゲの女房第10回
老舗の酒屋を手伝っている主人公の布美枝、商売やっているからと、即席麺の実演販売の手伝いに呼ばれる。
その時の父親のせりふが「お得意さん相手の商売と実演販売は違う。布美枝は恥をかくことになる」
脚本家の山本むつみさんが、言わせたのであろうか。さすがよくわかっている。
お得意さん相手の商売と、新規顧客開拓はぜんぜん違う。前者は丁寧さと忍耐であるが、後者は手際のよさと勇気である。
見ると、この脚本家は金曜時代劇のほかに、「トップセールス」(車の女性セールスマンの話、あ、女性だからセールスウーマンか)の脚本もやっていた。
自分の知っていることをちゃんとやっているからという理由なのではあるが、山本むつみはいい脚本家である。