裁判員「ムカツク」発言報道

産経のホームページに詳しい。

事件は、強姦致傷。被告は昨年10月2日、自転車に乗った女子高生の自転車の前かごをつかんで転倒させ、カッターナイフを首に突きつけたり、首を手で締めて「死ぬか」などと脅迫。女性を乱暴し、右手首骨折の重傷を負わせたらしい。

経緯は次のとおりらしい。

問題の裁判員の被告人質問であるが、今までの裁判での被告の態度の不満を積もらせていたらしい。議事録には「反省してます」って言ったと記録されるが、どう見てもこの被告、反省なんかしていない。

「この裁判は長いと感じる?」。結城被告はか細い声で「長いです」と答えた。続けて男性が「裁判が面倒くさいと思わないか」と訪ねると、結城被告は「自分でやったことだから仕方ない」。さらに男性は声のトーンを上げて「俺的にはやばいとか、(捕まって)運が悪いとか感じる。そうは思わなかったの?」。結城被告は「そうは思わなかったです」と答えた。

 厳しい目で結城被告をにらみながら男性は「二度と繰り返さない気持ちはあるか」と問いかけ、「(その気持ちは)どれくらいか」と続けると、うつむいていた結城被告は30秒ほど沈黙した。

 ここで男性が「即答できない…。昨日から『反省します』とか当たり前の答えしか返ってこない。被害者に対して反省とかこれからですよね。(被告が女性の首を絞めたかどうかの争点について)両手だった片手だったかは関係ない。あなたはむかつくんです」とまくし立てるように非難した。これに対して川本裁判長は苦笑いで「その辺で」と制止すると、男性は「わかりました、すいません」と言って質問を止めた。

以上であるが、このまま報じてはニュースではない。
この事実を元に「編集」という名の、創作があって、ニュースである。
ま、このネタで川柳を作る作業とを同じである。

で、<裁判員「ムカツク」と発言>となって、ニュースの出来上がり。

素人なんだから、むかつくだろうし、裁判官は神様なんだから、むかついて天罰を下して、いっこうに構わないのである。