事業仕分より新人研修


自民党時代というか、官僚支配時代は、政治家の仕事は「陳情」である。
官僚たちが決めた国家予算の使い道の、大枠を変えようなんて、思いもしない。
官僚たちが次官会議で決めた大枠の中、少しでも地元に有利に予算を使ってもらう。このことを、愚かな選挙民は期待し、議員はその、愚かな期待に答えると、当選できる。

支配者様の掌で踊らされているんだが、地元に有利っていうところで、目が眩んで、支配者様のさじ加減に満足する。それが、政治だと思っている。
そんな、愚かな選挙民が多いのが、悲しいけれど、現実である。

政治改革ができたのは、そんな愚かな選挙民のお目金に、かなったからである。次の選挙で、心変わりされれは、人員不足どころか、そもそも改革が頓挫する。

そんな愚かな選挙民は、愚かな考えを変えようとしないので、ま、サルに来年の生活改善の話をしてもちんぷんかんぷんで、今目の前にある、安物のクッキーがもらえることを選ぶので、選挙に勝つことが今の愚かな選挙民であふれている日本では一番肝心な事なのである。

選挙民に、次回選挙での心変わりの危険の多い選挙区の議員は、選挙に勝つことが、改革のために一番なことである。

愚かな選挙民が死んじまえば、そりゃ、政治に尽力しても評価されて、次も当選するが、そんなことは、夢物語なのである。