幕臣全員居残りの江戸城無血開城


50年も前、東大の医学部の優秀な学生は、卒業間近になると教授や病院からいろいろとお声がかかる。
しかし、どこからもお声のかからなかったやつらを、厚生省は「医療現場の生の声を本物の医者から聞く」ってことで、採用。そして、そいつらは、厚生省で出世し、今は課長になって、何兆、何十兆もの予算を握る。

で、やることといえば、天下り先への便宜。
日本で新インフルエンザ用のワクチンを作ることになったのは、弱小4社。
当然足りるはずも無い、というか、それだけ希少価値が増して、天下り先に利益をもたらす。

でも、こんなのワクチンだから、たいしたことは無い。

天下り先の利益のため、世界で使われている薬を10年遅らせて保険医薬承認をする。保険が利かない薬は、高価すぎて患者は使えないし、医者も万一の医療訴訟を恐れてそうたやすくは使えない。

何人も救える見殺しにして、天下り先に便宜を図っている。

鳩山総理は無血維新だといったが、明治の江戸城無血開城では、幕臣は全員退去している。しかし、平成の無血革命では、旧支配者は全員居残りしている。

無法が明るみに出るのは、本当にぽつりぽつりである。