亀井:郵政担当大臣は反民意か?


郵政民営化で、小泉自民党は圧勝して、郵政民営化は民意なのに、それに反対して離党した人を郵政大臣というのは、大枠で考えれば反民意。
しかし、スローガンは「改革を止めるな」郵政はその第一歩。

「官の規制で、経済発展が妨げられているから、それを撤廃」
というのが、民意で、

「郵便局を竹中の思惑通りに解体して、はげたかファンドに利益をもたらす」というのは、民意ではない。

また、本来は保育施設の設置基準とか無用に200も有って、それをふりかざす官の許認可行政というのが、槍玉に挙げられるべきものであって、タクシーとか、自由化しなくてもいいものを自由化するのは、民意ではない。

自由化したのは、官の権益の無いところであって、官に被害が及ばないところだけの自由化である。

何の意味もない。というか、自由化でさえない。

官が権限を振るえる箇所は、しっかり残している。
そして、官が権益を持っていないところは、例え自由化のために民間人が、どんなに痛みを蒙っても知らん顔。

「いやー、自由化しろって言うから、自由化したんですがね。だめですが。じゃあ、やっぱり官の管理が必要ですね」っていって、権益を拡大しようとしている。

国民は、そういったところを直そうとしているので、例えば自由化による大きな権益を、官と大企業で分け合うための四分社化なんていうのは、決して民意ではない。民営化の中身なんか、小泉自身も知らないので、投票した国民も知ってはいない。

要は「官から民へ」「改革を止めるな」というのは、もっと具体的には「官僚支配政治の打破」であるから、今回の民主党と同じ。

なので、はげたかファンドの手先の竹中の構想は、ぶっつぶすのが民意であって、それは、国民の財産を守ることになるので、かなり手遅れではあるが、亀井さんに、郵便局の民営化の中身を、国民第一に変えてもらうのは、民意である。