官僚の言う優秀さ(事務職の女王様)


舛添大臣「彼女は働く女性の希望の星だった」
確かに30万人いるという国家公務員試験合格者の中では、希望の星。高知大学なんていう、東大でもない、旧帝大でもないそんな大学出身者が、女性局長なのだから。(一番切り易いというのはある)
しかし、それは、公務員の中での話。民間人は昨日までまるで知らない。

天下りの時に、公務員が決まって言うのが、「優秀な人材の活用」
役所への影響力という意味では確かに優秀。
他には、自分たち以下の人は受からなかった試験の合格者であるということ。彼らにしてみると、自分たちは合格者、それ以外は落第者。ま、満堂見てやるよ的な、感覚だろう。

しかし、こんなのは、クイズ番組の予選に合格して程度のこと。毎年3000人以上いるんだから。
運動で言うと、新人戦の地区ベスト4くらいの話。
本来の仕事には全く関係ない。

そんな公務員でも一般社会的な優秀さというのも持っている。
それは、上司の命令をすばやくこなすという事務処理能力。
売り上げをあげるという営業能力ではない。新製品開発の技術力でもない。シェア拡大するという経営力でもない。新分野で成功するという企業力でもない。
最近は派遣で済ますことの多い事務処理能力である。
きちんとした書類をすばやく作れ、関連部署に判子をすばやく押してもらえるという能力である。

こんな、派遣の中の女王様で、局長になれるんだから、役所は天国のようなところではあるが、事務職派遣の中では、確かにトップの処理能力があったのだろう。

また、総務省の追求は大臣辞任で止まったが、検察庁は例え長官が辞任しても止まるはずもない。