相対年齢


度とか法律は明示の頃に作られたものが多く残っている。
遅くても昭和のはじめとか。

昭和の初めの平均寿命は50歳と53歳である。
戦争で多くの若者が死んで短くなったのではない。
明治では男女とも45歳以下。
それが、徐々に伸びて50と53である。
そんな時に、年金とか定年とか決められている。
ま、赤ちゃんの死亡率が高かったせいではあって、明治でも20まで生きた人は、平均で60歳以上まで生きる。
それで、定年60歳。年金需給年60歳。

要は、平均寿命が定年であり、年金需給年ってこと。
今は、男が79歳、女性は86歳。

定年も、年金受給額も平均寿命に達したらってことにすれば、高齢化社会なんて、訪れないし、年金制度も破綻しない。

それを、絶対値で考えちゃうからおかしくなる。
ああ、やっぱり愚かなのは人間だけ。