国語世論調査「煮詰まる」


主語を、「議論」という抽象的でどうでもいいものから、「議論している人」や「一生懸命考えている人」という、切実なものに変えれば、若者も正しい。

「議論が煮詰まらないで、参加者が煮詰まっちゃってるよ」

というのが、走り。

若者が、主語を人から議論に拡大してしまった事が、国語としての誤りであるが、

一生懸命悩んでも結論が出ない状態を多く経験している為、より切実な方を選択したのだろう。


若者、といっても40代以降なんだが、それがこの状態ってことは、20年来世の中が変化し続けているってことである。

親や先輩の言うことを聞いていれば間違いないって言うのは、安定したというか、停滞した時代。