目標を変えて、目標を達成した冷温停止状態
これは、目標を達成したことになりますか?
なりませんね。
でも、大衆はこんな面倒なことを考えるのは大嫌いです。
「冷温停止」が不可能なので、「冷温停止状態」という言葉を作って、
目標を、「冷温停止」から「冷温停止状態」に変更して、達成宣言。
「冷温停止状態」とは、英訳不可能なことばであるらしい。
なのに、日本人なら納得するらしい。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111216ddm003040131000c.html
炉内の水温が100度以下といっても、炉内から、核燃料が漏れているというか、
ほとんど炉外に出ちゃっているのに、残り滓が少し残った炉内の温度を測ってもしょうがない。
でも、それは、「冷温停止状態」らしい。
最低限、「汚染物質を拡散させない」という基準もあるが、敷地内の屋外の汚染物質は、
既に自然の風と雨で、除染完了されている。
が、循環するはずの水が、なぜが増えてしまうので、海に捨てちゃおうなんていって、
大反発を食らっている。
汚染物質の拡散は止まっていない。
が、「汚染水を海に捨てるのを中止します」っていうとなんとなく、収まっちゃう。
汚染水の増加は止まらないというのに。
ま、でも、大衆は面倒なことは大嫌い。
冷温停止状態の定義は、
「状況をマスゴミによりニュースにした場合、十分な視聴率が取れなくなる状態」
とするのが、いいと思う。