江−(福島正則達が怒った訳)
福島達は一代で会社を興したベンチャー企業の社長達である。
「皆で中国市場に進出しましょう」
って、呼びかけ、大挙して出て行ったのである。
しかし、その地は何も無い荒地であった。
もって行った金銀さえ、使えないほど貧しい平野が広がるばかり。
撤退を余儀なくされるのであるが、投資して、大損をこいたのは、連れて行かされた、社長達である。
下手すると、資金繰りに行き詰まり会社倒産である。
イヤイヤ、狡猾な三成は、それを狙ったのかもしれない。
中国へ進出しないとなると、もう、軍備は不要になる。
要らなくなった軍備に、大金を消費させることは、大きな無駄である。
日本だって、戦時中は国家予算の100%を使っていた軍需費は、今は5%程度である。
福島達は、官僚三成からみると、リストラの対象なのである。
今の日本の無駄には、全て法律の裏づけがあって、順法精神を発揮すると、無駄なのに無駄じゃないことになってしまう。
そんな知恵は、福島達は持ち合わせていないし、三成は、レンホウの様に、馬鹿では無いので、無駄を無駄じゃないといいくるめられることはない。
だから、反発したのである。
権力の一部が、不要になっても、切られる事を拒否して反発する。
あれだけの、事故を起こしても、脱原発をいう首相を首にして、もんじゅを再開する今の日本と同じ構造である。
で、この反対勢力たちは勝利し、日本経済は停滞期にはいっていく。