オバマの一般教書演説


「こうしたいので、ぜひ協力してください」っていう、日本の所信表明演説とは大違い。

「こうしますからね」という演説。

国民から選ばれた大統領の権限はとっても強い。

日本で言うと、国家試験に合格したお役人様に匹敵する。

一生権力が保障される日本のお役人様と違い、たった4年ではあるが、大統領は一人で力を行使できる。

5年間役人の昇給をストップします。

いえるし、実行できる。

2035年までに高速鉄道を整備します。

5円間で8割の人にモバイル環境を提供します。

輸出額を数年で倍増させ、雇用を確保します。(直前に世界最大の輸出国中国を国に招いてたくさんの契約を成立させているから、説得力がある)

聞いている議員は、いいも悪いも無い。

行政の権限を持っている人が、権力をこうやって行使しますと、発表しているだけだから。

だから、日本における一般教書演説は、政務次官を経験した天下り官僚の最長老閣下が、各省毎に行うべきなのである。

議員は、その力をよーく知っているので、きっと、先国会のときと違って、ヤジなと飛ばさずに、静かに聞き入っているはずである。

静かに拍手をするのは、士農工商のトップに君臨するお役人様と、お役人様と懇意になった農協様、経団連様、大銀行様たちだけであるが・・・