武富士を潰した最高裁


最高裁が、サラ金は「悪」と決め付けたからである。

違法金利は、もとより、元本も「違法金利を得るための手段」=「悪行の道具」であると決め付け、返還義務がないことに決めた。(注:例えば、麻薬を付けで買って、そのお金を滞納していても、麻薬の売主は、裁判所に訴えることはできない。麻薬がそもそも違法なのだから、買主には何の支払い義務もないというのである。じゃあせめて渡した麻薬だけでも返してほしい、麻薬の返還請求も、これもできない。麻薬が違法だからである。サラ金の元本も、この麻薬と同じであるという理屈)

サラ金は、一度訴えられると、元本すら回収できないのである。

逆に弁護士は、依頼者が支払った金額を全部戻してもらえるので、破産寸前の依頼者でも、弁護費用の心配が無い。

そして、当時の超優良企業相手に、返還を請求できるのだから、取りっぱぐれは、心配する必要が無い。

パターンは決まっているので、どんどん流れ作業で事は進むので大もうけ、コマーシャルもバンバン打つ。

そして、ついに破産である。

最高裁サラ金を悪と判断したため、世の中から抹殺されたのである。

そういえば、検察が悪と判断して、首相就任を阻止された政治家もいる。

正義然としているが、司法もれっきとした権力者なんだという事。