「異教徒の国」に来たようだ


ドイツ出身のローマ法王が、イギリスに降り立ったときの言葉である。

イギリスでは聖職者の性的虐待が大問題になっており、それに対してちゃんとした処置がなされていないと、イギリスBBCは国民をあおっている。

性的虐待というのは、セクハラと同じで、やられたと主張する側の申し立てを覆すことはできないので、一つ認めると収拾がつかなくなるから、法王は認められない。

執拗に迫るイギリスに対して、この発言だが、イギリスは、「異教徒の国」発言に、大反発が起こっている。一部では、法王はもとナチスなんて、反撃している。「異教徒の国」というのはそれくらい大きな意味がある。敵対宣言と同じくらいである。

翻って、日本はもともと「異教徒の国」である。

中国もインドもアラブもロシアもそうである。

なのに、日本は米英の仲間の様に、浮かれていはしないか。

米英は、異教徒の国を仲間だと思うことは、絶対にありえないことに思いをいたらせなければならない。

フェアな敵国として、紳士的に対するのが、あたりまえの対応である。