日本見事3−1


3時半に起きてみた甲斐があった。

前半、オランダの変則シフトに、日本の攻撃重視の新シフトが、ミスマッチ。どんどんパスを入れられるので、遠藤だか、長友だか、岡田監督に指示をうながす。

「どうするんだ。元に戻すんだろ」てことである。

おかげで、遅延プレーのイエローカードだったが、これで、日本陣営は持ち直した。

変則シフトが機能しなくなったので、デンマークも、普通の布陣に戻す。

落ち着きを取り戻して攻めだした日本がフリーキック

「入るときは、入るんだなぁ」

と本田が、言っていたが、その通りだと思う。運が半分。

しかし、後の半分は「キーパーが思い通りに動いてくれました」というように、本田のフェイントで、キーパーが左に動いたのを見て、ゴールの右隅に蹴り込んだ冷静な技術があった。

デンマーク唖然であるが、日本はまだまだ攻めて、もう一本のフリーキック。だれもが、当然、あの見事なシュートを決めた本田が蹴るものだと確信していた。手前にいる、遠藤は、当然ダミーだと。

その遠藤が、蹴った。きれいなループシュート。本田をみていたキーパーの動きが一瞬遅れる。本田は、突っ立ったままだったので。

それで2点目である。

後半の、オランダの何とかさんのフリーキックはしょうがない。王が微動もせずに見送れば、判定はボールなのである。デンマークの最多得点記録を樹立したようだが。

今回の日本選手は、監督に言われるままじゃなく、指示には従うが、自分たちで考えて、勝ちにいっているところが、チームとしての進歩である。

よい試合をしたとおもう。

それにしても、編集の力はすごい。本田選手のインタビュー「思ったより、うれしくないですね」を繰り返したのに、いいところだけをつなぎ合わせて、「優勝を目指して一戦一戦がんばります」ってとってもアグレッシブなインタビューに変貌していた。