役人の奴隷になるのだ大好きな国民

高速道路の料金で、ちょっともめているのを、迷走とかワイドショーは笑いをとっているが、笑えない。
今までは、役人の作った法律や予算案、新制度を、一言一句変えずに国会を通すことが、「立派な」自民党議員。
なんか、馬鹿ゴミワイドショー(日本ではニュースという名前がつけられているが)では、それを基準にして、そうじゃないと混迷とか、閣内不一致とか。

いいかい。
自民党時代は、役人のボスである次官が集まって、自分たちの権力によって、案の取引をして、誰も文句を言わない状態にまでつめた後で、初めて発表していたんだよ。

与党議員の役目は、それをそのまま国会を通すこと。

中身なんか知らなくても、答弁は役人がしてくれるし、万一自分に振られた時の、模範解答も役人が作ってくれる。

チェックすべきは、この制度、法律、予算を通すと、自分はどの程度のおこぼれをもらえるかどうか。

こういう状態だったんだよ。この状態で、与党内で、役人の案に異を唱えるやつなんか、いるはず無いじゃない。

権力者である役人たちの間では、すでに完璧な調整が済んだものだけが公になるんだから。

これがもし、ぐらつくようなら本当に一大事であったでしょう。

今は違うでしょ。
事務次官会議廃止されたでしょ。
その代わりっていう、国会議員による政務調査会だっけ?幹事長の反対で、それさえないんだよ。

この方針に沿って政治をしなさいというべき国家戦略室は、まだ動いていないよ。

だったら、この程度のことは、当然だよ。

政治の過程が、密室から、公開の場に移ったと喜ぶべきであるのに、奴隷根性というか、神様のような完全無欠の役人様に使える奴隷でいたいって希望しているんだろうか(ま、それなら、奴隷が自分で考えなくてすむからとっても楽であって、それこそ奴隷の喜びなんだろうけど)、ま、奴隷らしい反応である。