日本で唯一のニュース番組:サンデー・フロントライン


公務員改革は、3歩くらい進んでいるという内容。
千歩のうちの3歩くらいではあるが、少しずつすすんでいるなんていう、微妙なことは、ワイドショー好きのおばちゃんたちは大嫌い。
なので、ワイドショーでは「ちっとも進んでいない」か「もう安心」の2択である。
そんな、視聴者に媚びずに、正しいことを正確に伝えている姿勢はいいのだが、視聴率取れないので、そのうちに中止になる。
これを、中止に追い込んでは、再び日本からニュース番組が消えてしまうというのに。
現役若手官僚が、天下り防止には専門職化だという。
官僚の価値というのも、高度な専門性。
しかるに、現行制度では、一般職化というか、権力を握らせないようにというか、2,3年で、すべての職をローテーションさせる。
その結果、ミニ国会議員みたいな官僚が出来上がり、選挙に出るか、天下りを世話してもらうかになってしまうという。
天下りの理由をゼネラリスト育成人事にあるという。対策はスペシャリスト人事。要は、移動させるなってこと。
大学の先生を考えればわかる。
日本史の専門といっても、全ての時代を満遍なく知っているわけではない。江戸の浮世絵とか、密教の歴史とか、専門でやっているから、大学の先生なのである。そこそこに万遍無くだと、予備校の教師である。
輸入穀物の検疫とか、農地の治水事業とか、関税の課税とか、いったん配属したら、部署を動かさなければ、専門家になって、定年前に独立していくのである。
って、小難しいことを言っては視聴率は取れないのだが。