事業仕分け「マスコミが来ているんだから」


「マスコミが来ているんだから」

中高年の管理職専門の雇用促進事業の説明で、一人当たり26万かけるのは、いかがかという委員に反論して役人、

「職業斡旋の普通の報酬は、年収の2割、年収が700万なら、140万が相場なので、26万は高くない」

って、説明に民主党の仕分け人(連ほうじゃない方)

「マスコミが来てるんだから」

と発言の削除を求める。

マスコミは馬鹿なので、「140万相場の仕事を26万でやっている失業者対策もカット」って書きかねないのを懸念。

この、マスコミの見出し、どこがおかしいかわかりますか?

140万は、再就職が決まった場合に支払われる金額。
で、問題の事業は、就職の斡旋すらしない。
履歴書の書き方などを丁寧にレクチャーするだけの事業である。

履歴書が上手に書けたからといって、就職が決まらないうちから、お礼に26万請求されたら、暴利だって、消費者庁に電話が入る。

しかし、この辺はマスコミには理解能力が無い。
意識してないのかもしれない、センセーショナルな見出しが作れて発行部数や視聴率があがれば、それでいいんだから。

で、これは、知ってる人たちの間では常識になっていると感じた一コマであった。

このことを指摘された役人は、発言の削除に講義しませんでしたが、ま、役人も知ってていっている、というか、以前の自民党族議員なら、十分だませた手口だったんだろうと思う。